日本の南端、波照間への旅
こんばんは。だいぶ時間が経ってしまいましたが先月、波照間島に行ってきました!
その目的は「南十字星」と「天の川」を拝み撮影することでした。
さて、その目的は達成されたのでしょうか。
・・・
写真自体は1つ前の記事(ふぉとde日記 )に載せましたので、ここからは旅行記を書いていきます。写真の方もぜひみていただければと思います^ ^
5月16日、夕方。家を出発し向かうところは、な、成田空港。東京駅で旅の友と合流し、京成バスで成田へ。そんな成田から乗るのは、、、バニラエア!行き先は、、、関空KIX!はい、時間はあっても(無理やり作れても笑)お金だけはない身分ですので国内なのに乗り継ぎをしました^^
バニラエア 19:30成田 → 21:20関空
関空に着くと、551やお好み焼きやさんは既にしまっており、財布の味方、すき家でお腹を満たし、寝床へ。。。
寝床といっても「ベンチ」なのですが笑
思いの外ぐっすり眠れました。
いよいよ石垣へ。
着きました!
まずは具志堅さんのお出迎え笑
さあ、空港から離れた市街地・フェリーターミナルまでバスで向かいます。
フェリーターミナルに着いたらすぐに近くのファミマへ。(石垣ってファミマばっかりでした)
なぜかというと、、、食費を浮かすためです!!!レトルトカレーで毎日過ごそうという考えです。あ〜貧乏くさいけどこーいうのが楽しいんですよね。
フェリーに乗り込み、島を出るとすぐにもう、みたことのないような綺麗な海が。この時点で、都心のコンクリートの箱の中に無理やり行かなくてよかったな、なんて思っちゃいます。ニヤニヤが止まりません。
そして、この船がすごく揺れる!まさにジェットコースターのようで、それはどの遊園地の乗り物よりも楽しいものでした笑
いよいよ、台北より南にある日本有人島最南端の島、波照間島へ到着!
小さな船ですが生活物資も運びます。島への唯一の交通手段です。
今回お世話になったのは港からすぐ近くの「西浜荘」さん。
おじいの手つくりの宿のようでクーラーもなければ虫さんと仲良く暮らしていかないといけないので苦手な人には無理かもしれません笑
でも、お米は炊き放題食べ放題ですのでありがたかったです^ ^
I日目はまず西浜でシュノーケリングをしました。
もう、海が見たことのないブルー「波照間ブルー」に包まれていて、圧巻でした。
エンジェルフィッシュなどの熱帯魚もたくさん見れて満足です!
夕暮れには空が真っ赤に焼けて目の保養になります。
宿に帰って、レトルトカレー作って速攻食べて、いざ、南の空が開ける島の南側へ。
どうやっていくかというと、
ええ、歩いていきます。。。
時間はたくさんあるんです。。。
片道3キロ、うん、歩ける!という判断でしたが、いかに?
最短距離は島で唯一の集落を抜けていく道。
静かに通過して歩いていると、、、
あっ!南十字だ!
見つけました。東京では見れない南十字星。明るい星はないのですが、存在感があります。
興奮しながら写真を撮り、日本最南端の地へ。
そこに着くと、、、
あ、白い雲がある。濃淡もついてるな。天の川だ!
こんなに綺麗に見れたことはないので最初は気づきませんでした。
これなら、昔の人が「Milky Way」と名付けたことや、天の川で別れ別れになった織姫彦星伝説が生まれるのが初めて理解できました。
ここで天の川シルエット撮影などを楽しみ、撮影を品川ながら宿の方へと帰ります。
空が白けてきたので、朝日を拝もうとしますが、道端で記憶がなくなり、気付いた時には太陽が上がってました。
結果、歩きがキツすぎました。
ということですね。
はい。
宿に帰ってお昼まで爆睡しましたとさ。
翌日は、I日前の反省を生かし夜も借りっ放しが可能なオーシャンズさんで自転車を借りました。
いやー移動が楽ですね!
ということで調子に乗って走っていたら、、、
焼けてきました。日焼けです。
太陽高度が高く、ジリジリと肌を痛めつけてきます。
水分もなくてはなりません。島の商店では「重さ」で物価が決まっているようで2Lのペットは一律320円くらいで高めです。なので、この旅のお供はお水ではなく、「さんぴん茶」です。ジャスミンティーなのですが「さんぴん茶」って書いてあるとなんか美味しく感じます笑
この日もレトルトカレーを食べ、星を見に再び最南端へ。
昨日より早く行って南十字が南中する前から拝もうというわけです。
ちゃんと拝めました^ ^
でも途中から雲の中へ。
なかなか難しいですが連続でみれて満足!
天の川とさそり座も夏を代表する星たちです。
この日は島の東側などでも写真を撮って薄明が始まったら宿へ。
眠いんですね。
昼まで寝て、また島巡り。
ましな飯を食べたい!ということで民宿がやってるランチへ。
入るとメニューもなく、いきなり「カツオのかまぼこ」と「カツオのお造り」が。
おーなんと豪華。
しかも、冷房が入ってて涼しい〜
民宿のお兄さんと話していると、カツオは波照間の名産らしく、近海でとれるのだそう。美味しかったですね〜
そんで、もっと話していると、僕の母校(東京)の近くで働いていたことがあり、母校の名前を言ったら知っていらっしゃった!
最南端で母校の名前を知ってる人に会うとは!
料理の方もまだまだ続きます。
マグロ丼にソーキそば。
しかも全部で850円!お安く、美味しく、お話もできていいランチでした^ ^
この日もどんどん焼けていきます。もう、ヒリヒリしてやばくなりました。
この日は島の西側を攻めます。まずは日の入り。雲がいいですねー
夜の天気は前日、前々日に比べ雲が多め。
でもなんとか南十字は見れましたし、0時を過ぎると雲が晴れる時間がでてきて撮影もできました^ ^
この日は東側に行き、朝日も拝み、朝一のフェリーで帰ります。
この3日間は梅雨入りしているにもかかわらず連日のはれ。サトウキビ畑も干上がっていて農家の方にとっては厳しい期間だったようです。。。
広い空に波照間ブルーの海。天に一本筋を残す天の川と南十字星。
サトウキビにきび、毎日爆焼けする夕日。
ノンビリとした島民。
全てが素晴らしかった波照間ともお別れです。
帰りは大型フェリー。こちらはあまり揺れません。そのせいで爆睡。
石垣フェリーターミナルで黒島行きのフェリーに乗り換え、ハートアイランド、牛さんの楽園、黒島へ。
民宿の方に送迎してもらい、少し休憩(DAZNでフロンターレvsエスパルス戦をライブ観戦。沖縄の離島でも見れるんですからネットってすごいですよね。)
小さな島を自転車で一周して宿に帰ると「ヤシガニ見にいくんですけどきますか?」と宿の方。ヤシガニ自体を知らなかったのでいい機会なのでついて行ってみることに。
いました。地上最大の節足動物、ヤシガニ。南の動物って感じです。まさに。
そのあとは、南十字を見に展望台へ。この日も見れました。もう、見えることが当たり前になってます笑。反対の空を見ると、石垣の光害がものすんごくて、やっぱり波照間はすごかったなーって。
牛さんと星を撮りに島を巡りましたが難しいですね。動物相手となると、じっとしてもらわないといけないので。
うまく撮れずに夜があけました。
翌日の昼の便で石垣へ。
いちど空港まで戻り「skyレンタカー」さんで車を借ります。
石垣は条例で外泊が可能なので移動と宿を一緒にしてお金をうかします。
この子がこの日の宿。スズキのKを借りました。
借りて向かった先は、、、
とりあえず広い島をロケハンします。夜どこで撮るか考えないといけません。
ロケハンの後は、バンナ公園へ。ここは山が丸ごと公園になってて、海のイメージの強い石垣でも山の魅力を味わえる場所。
ここで狙うものとは、、、
蛍!です。
沖縄は季節が二ヶ月くらい早いですね。体感ですけど。
5月で蛍が見えます。
しかもこの時期観れるのが、石垣の固有種「ヤエヤマヒメホタル」とても小さい体から発せられる光は日没後のほんの30分のみ。
さあ、勝負の時間です。
ぽつ。ぽつ。と光り始めました。
10分もすると、、、
宝石箱!と言わんばかりの数の蛍が点滅しながら光ってるではありませんか。
美しい、という言葉以外でません!
見とれてると、なんかうまく写真を撮れずに終わってしましました、、、
これは要リベンジです。
この夏(7/1〜)からバニラエアが東京ー石垣の直行便を7000円(わくわくバニラ)くらいから就航するようです。来年、これで激安で行ってリベンジしようかな笑。
ホタルで心も満たされ、沖縄のチェーンステーキハウスでお腹も満たして最後の晩。
ロケハンしておいた場所に行って撮影します。
とはいうものの、疲れが溜まっているのか運転で精一杯w
少し撮影しては移動して、仮眠とって、としてるうちに薄明が。
最後の夜があけ、日の出を海岸で拝み、ファミマで八重山毎日新聞、八重山日報、沖縄タイムス等、地方紙を購入し、よむ。なかなか地方紙って面白いんですよね。
カーナビでOTV(沖縄テレビ)をつけるとめざましテレビが。全国放送ってすごいなって感じて最後にマングローブを見に行きました。
橋の上から眺め、車を返し、空港へ。
沖縄に別れを告げ、関空に着くと少し肌寒い。
ここで、旅の友とは別れて(私がこの日の夜バイトがあったため先に帰京。友は大阪散歩して帰ったそう)
成田行きのpeachに乗り込みます。
2時間ほどであっという間に成田へ。
いやー、大きな空港ですね、、、
京成バスで東京駅へ。
いやー、ビルの林だ、、、
帰ってきた現実に打ちのめされながら、帰宅。
そして、夜勤へと向かったのでした。
最後に。
波照間での素晴らしい空、日本でもこんなに綺麗な星空が見れたんだ!という興奮と満足をして帰ってきたわけですが、星空って自然と人間の共生の指標だと思うのですよ。
東京は残念ながら星は少ないですけど、もっと自然と共生できれば星も復活してくるかもしれません。星を見よう!計画停電!みたいなこと(できませんが)があっても面白いかと思います。
星を見えなくしたのは人間自身であり他の生き物は関与していません。
星を見上げることでそんな人間の姿を考えてしまいます。
僕は星を求めてもっといろんなところに行きたいです。それは星が宇宙を、自然を、地球を感じさせてくれるから。