フォトマッチインカレ2018 優勝
夏休みって普段の学期中より忙しいですね。こちらも更新できず。。。2ヶ月もあってファインダーをのぞいてない日が10日足らずでした。カメラも横浜の工場に入院したりしてますがなんとか回っています。そろそろ、フルサイズミラーレスを導入したいなーって思う今日この頃です。
EOSRとかZ7とか早く触って見たいですね。(今買うならα7ⅲかな。でも、20万あるなら5DⅣ欲しかったりする)
さて、前置きが長くなりましたが、今月8日に首都圏大学写真部の頂点を決める大会「フォトマッチインターカレッジ」が板橋区文化会館で行われ、私が率いた上智大学写真部が見事に優勝を飾りました!
フォトマッチインカレ(写真で競うチーム対抗戦 - フォトマッチ公式ウェブサイト)
は昨年より始まったイベントで、TCC(チームチャンピョンズカップ)の学生版として雑誌フォトコン・雑誌風景写真の藤森・石川両編集長と産能大学の水島教授を中心に企画運営されています。各大学が5人で1チームを作り参加。写真を同時にスクリーンに投影し、その場で審査員の方が判定します。判定の時のドキドキ感は普段写真を撮っている時には味わえないものなので楽しいです。昨年度は、インカレで参加している早稲田大学写真部の方で出させてもらい、優勝を逃し惜しくも2位。自分の大学から出る今年は優勝を目指しました。審査員に中西先生を迎えた今大会。審査員の心に響くかが大きなキモとなる大会。どんな感じだったのか、楽しかった夏の思い出の1つを回想していきたいと思います。
まず、撮影期間。二週間の間に決めたれた場所で作品を一人4枚撮らなくてはいけません。夏休みだったので5人が集まれなかったので集まれる人だけで撮影を繰り返しました。5人の経験もそれぞれ異なるので教えあいながら撮影と作品の選定をしました。
作品が計20枚決まった時に手応えは感じました。いいとこまでいけるぞ、と。
大会当日、組み合わせは事前の抽選で決まっていたのでトップバッターの怖さもありました。前回のレベルは知ってるけど、今回はどんな感じなのか。一回戦でいい写真は温存したいけど、負けは許されないし。。。
開会式の後はすぐに一回戦。
跡見女子さんとの勝負です。
女子大さんの感性に負けないかどうかが大きな鍵でした。
2戦連続で勝ち、3戦目は僕の写真を使いました。
これです↓
藤森さんの一言「うますぎる」旗は1-2。
ということで負けました。
中西さんも最後におっしゃっていたのですが「どうだ!」と見せつける写真は見る人が
窮屈になっちゃうとのこと。「写真を上手くなろうとしないでください」と言うコメントにはこのような思いがあったのですね。うーん、これは今年のキャノンフォトコンもダメかな笑(中西先生が審査員を務めてらっしゃる)昨年は割と評価されていた部類だと思ったのですが今年はそうじゃないことを身を以て体感!
自分が負けたのはとても悔しかったのですが、次の4戦目で勝利したため、上智の勝ちが決まりました。そこはホッとしました。
ただ、キャプテンなのに不甲斐ないな、と。
一回戦と二回戦は勝敗が決まっても5回試合があるので最後までやったところ3-2となり、結果からするとなんとか勝ち切ったと感じでした。
席に戻り、他の学校の作品と審査員の癖を分析する時間。
驚いたのが、昨年よりみんなレベルが上がっていることと、「勝つ写真」が去年と違う傾向になっていたことです。
これは、一筋縄ではいかない大会だな。
昨年出場した早稲田写真部ももちろん出場。一回戦では応援してました。
メンバーはだいたい知っているので、どんなテイストか想像はつきました。
一回戦はこちらも勝利。
一回戦では予想外のことも。
なんと、昨年優勝の立教大学写真部がまさかの敗北。
実は、昨年の決勝で立教に負けている僕としては決勝で戦うのを楽しみにしていたのでびっくりしました。敗者復活で残るといいんですが。
一回戦では6試合中5試合が3-2という接戦ぶり。より白熱するバトルが繰り広げられて見ている方も楽しかったです。
さて、二回戦の組み合わせが気になります。
組み合わせは・・・
なんと、早稲田とです!
これは何としても勝たなきゃ、、、
実は、インカレ生が出ちゃいけないというルール変更により、上智から出ることにしたという経緯がありました。なので、負けたら出た意味がありません!
こちらもチームメイトの作品で先に2勝。
3戦目で取られたものの、4戦目で勝利。
はい、キャプテンの写真の出番なかったですね(チームメイトに感謝です)
消化試合に使った僕の写真がこれ
これは、審査員の方に好評でした。旗は3-0。
雲の形が♡に見えるのでこのカットを狙ったのですが、うまく伝わるか心配でした。
ただ、その心配も不要でした。
3人の審査員の旗が全て上がったのでちょっぴり嬉しかったです。
さて、この雲はどう解釈されたのか、、、
藤森さん「お花」
石川さん「ハート」
中西さん「もう一匹の蝶々」
写真の「プロ」の方から様々な見方があることを体感させていただき、いい経験になりました。
まあ、この時点でチーム貢献度0の僕ですが、無事に決勝トーナメントに進めたのでノルマはクリアです。後はどこまでいけるか。
準決勝の組み合わせは・・・
敗者復活で残った東京農工大さんです。
決勝で使う強い写真を残しながら勝たないといけません。
一試合目は難なく先取。
二試合目もいい流れで行きたいところでしたが取られました。
三試合目を取るか取られるかが大きなポイントになります。
と言ってもここでもキャプテンの写真はでません。笑
うちの実力派1年生の写真でなんとか勝利!
あと一勝で決勝です。
ここで使ったのが、僕の写真。
勝ちました^^旗は2-1。
やっとですね。チームに貢献しました。
この写真は見ての通り江ノ島です。ただ、この日は都内でも床下浸水の被害が出るほど積乱雲が発達して雷が鳴り響いていました。とううことで、雷の「怖さ」を写せたらと思って観光客(多くはカップル)が帰っていく姿と「不安感」を出せるように撮った作品です。個人的にも気にっていたし、おそらく他と被らないと思っていた自信作だったので勝ててよかったです。
正直、この時東京農工さんも少し息切れ感が見受けられました。敗者復活でしたので、二回戦で頑張ったのはあるでしょう。
もう1つの準決勝でも「息切れ感がします」と審査員の方がコメントされていたのでなかなか写真の選択は難しいものです。
うちも余裕はありません。
決勝では作品を出す順番が勝敗を分けると言っても過言ではありません。
さて、決勝は・・・
慶應さんとです。
慶應さんにも知り合いが2人いたりして、こちらも負けたくはありません。
1戦目は、、、
負けました。先手を取られたのは初めてです。スクリーンにうまく色が出なかったこともありますがそれはみんな同じです!次で取り返すしかないです。
2戦目は、、、
勝ちました。1年生の子なのですが、これで4戦全勝です!すごい!しかも、大会で唯一だそうです。経験も浅い子だったのでこれを機に少しは自信になったくれたらいいな。
3戦目は、、、
悩みました。ここまでくると自信を持って出せる写真が5枚揃っているわけでもないです。どれなら勝てそうか。順番を吟味しながら出します。このようは「チームプレー」もフォトマッチの魅力です。
悩みに悩んで出した写真の結果は・・・勝ちです!
これで優勝に王手です。
ここで、また悩み事が出てきます。
5戦中2-1で勝っているので4戦目は負けても言い訳です。
慶應側はもう後がないので次にいい方の写真を出すはず。
なら、こっちは一番いい写真を最後にしよう!と作戦です。
(5枚出せば全員がコメントもらえるし、雑誌的にも盛り上がるから!笑)
4戦目は、、、
負けです。ここでな優勝は決められず。
慶應さん、いい写真出してきましたね!ここまできたら最後の1枚までいい写真を残せるだけの体力があるのか。体力勝負です。
5戦目は、、、
ここで、僕の写真を出します。キャプテンらしくチームを優勝に導けるか!?
3-0!
優勝です!
江ノ島で撮った作品で、この鍵とツタを見つけた時点で作品にできるとピンときました。遠くに人家の光を入れ、自然の象徴である「植物」を人間の象徴である「鍵」が押さえつけている、というストーリーです。柵のパターンで落ち着いて見れる作品にしました。葉っぱがハートに見えるのもツボなのですが(心は乙女なのでハート探すのはうまいです笑)
ちゃんと自分の作品が優勝に貢献できて安心しました。
かつ、昨年の雪辱を晴らすことができました。
このような白熱する戦いの場を「写真」で作ってくださった、産能大水島教授・フォトコン藤森編集長・風景写真石川編集長、審査員として地震で大変な富良野から駆けつけてくださった中西さんには感謝の念でいっぱいです。
その他、協賛企業様の協力があっての大会なのでちゃんとお応えしなきゃ、とも思いました。
フォトマッチインカレを通して他大学との交流も生まれ、もっと「写真好き」な仲間の輪を広げていきたいです。
特に、12月には近畿圏の大学でフォトマッチインカレが開催されるので、地域の違う大学の同志とも仲良くなりたいです。
来年は「チャンピョン」として出ることになると思いますが、楽しく勝てるようにやる気のある後輩の指導も兼ねてやっていきたいと思います。
今回、4枚に選ばなかった作品はインスタ(panda.yuto.photo)で #フォトマッチ未使用作品 で見れます。興味のある方は訪れていただければと思います。