海の京都、伊根
夏休みに入ってからというもの、旅かバイトしかしておらず、家でゆっくりと写真を選別する暇もありませんでした。
夏休みも終わってしまいましたが、7月に行った伊根町のことを思い出しながら書いていきたいと思います。
大学のテストが終わった日、向かった先はバスタ新宿。旅に飢えていたんですね、はい。
今回乗ったのは、これ!KBライナー!千栄交通さんの激安夜行バスです。
なんと!新宿ー京都が2000円。
今回の席は・・・
あ、ハズレだ。。。
左右、4人の人が必ずSAでトイレに行くんですよ、、、毎回起こされる、、、
でも2000円なので文句はやめて寝ましょう。
翌朝、ちゃんと定時に京都駅へ。
八条口の方で、京都タワーなどのない栄えてない方についてコンビニを探すも、目に入らず。
構内のセブンもやってなかったので、朝ごはんを買えず、、、
まあ、節約ということでポジティブに。
18切符で中に入り5:31の山陰本線で福知山を目指します。
福知山できた丹後鉄道に乗り換え。福知山ー宮津で700円。今話題のバス会社「willer」が経営している三セクですね。
普通列車でしたが、運よく観光車両に。内装はこんな感じ。座り心地はイマイチでしたが雰囲気は三セクの観光列車っぽくて好きです。
このバスは一時間以上乗りましたが、500円くらいで財布に優しかったです。
京都ですが、なかなかアクセスのしにくいこの辺は初めてきたので、天橋立を見るも初めてでした。車窓右手の天橋立に別れを告げると30分ほどで伊根町へ。
無料の自転車があるということだったので中心部まで行こうかと思いましたが、伊根湾クルーズ船の港をすぎると、たくさんの漁師さんの姿を発見。次の停留所で降りることに。
バスに別れを告げ、気になった場所へ。
伊根の男達が網の手入れをしているようでした。
お話を伺ってみると
「定置網の網。この網は年に二度町の漁師総出で修理するんだ」
年に2回、手作業で修理するなんて驚きです。
相当大きい網でした。
中には若い漁師さんもいたのでそのことを訪ねてみると
「京都や大阪、遠いとこだと秋田から来てくれる子もいるよ」
と笑みを浮かべながら語ってくれた。
僕自身もこれには驚いた。地方→地方という移住の仕方。そこまで人の心を動かす伊根の魅力を想像するとこれからの散策が楽しみになったし、大都市にとらわれない生活に嬉しさも感じた。
少しすると、船でみんな帰って行った。伊根は車より船で行き来する方が早いとのこと。僕は歩いて湾を一周することにする。
道側は「蔵」、海側は「船屋」という伊根の舟屋。
江戸時代の街道のような景観を楽しんでいると軒先で釣り針の世話をしているおばあちゃんが。
お話させてもらうと、「はえ縄」用の針を手入れされていれとのこと。エビを餌にタイを釣るそうで、慣用句そのままでした。真剣なその表情と器用な指先からこの土地の風土を感じた。
伊根唯一の酒蔵で古代米の「伊根満開」を試飲(重くて買えなかったけどさっぱりとしたフルーティーな味で美味しかった)したりしながら中心部へ。
とりあえずお腹が空いたのでご飯を求めて道の駅へ。
美味しいと評判のお店が混んでいたので二階の食堂へ。
リーズナブルな山かけ丼を食べて再び散策。
町役場の人でしょうか、自転車で各家に書類を配ってました。
ローカルですね。
見学OKな舟屋を発見。中に入らせてもらいました。観光客に自分の家を見せてくださるなんて感謝ですね。このような方のためにも見学マナーはしっかりとしたいものです。
途中に会った台湾(台中から来たそう)の観光客が台湾のネット情報で伊根に訪れたといってました。日本でも知らない人が多い場所なのに、台湾でも知っている人は知っているのですね。僕自身は、Discovery JapanのCanonのフリーペーパーで知りました。そこまで有名じゃないと思います。特に関東圏の人にとっては知らない人も多いのではないでしょうか。
話は逸れましたが、ここのお母さんに家の前で干してた煮干しを食べさせてもらいました。熱中症には塩分、と。美味しかったです。「ひらご」と呼ばれるで作っているそう。
少し行くと移動スーパーが来てました。伊根の町もお年寄りが多かったです。
一周したら太陽が傾いて来たので最後に夕日に染まる集落を撮りに朝下りたバス停付近へ。
最終のバスで帰り、その日は大阪・新今宮の安宿(場所が場所なので安宿が多い)一泊1680円のカプセルへ。