ふぉとde日記

思いついたことを撮ってきた写真とともに綴ります。できれば毎日シャッターを切りたいところですがマイペースにやっていきます。風景写真を中心に鉄道・風景・スナップ・Jリーグなど。たまに時事的な話題も。

イスラエル・パレスチナ自治区訪問記

お久しぶりです。

RAW現像が溜まりに溜まっています。

どうしたらいいんでしょうね、、、

現像した写真、片っ端からプリントしたい今日この頃です。(ホタル撮りたいし、山も登り始めたい)

 

HDDに日の目を見ない写真が腐るほどあるのですが、今回は2月に行ったイスラエル旅行を振り返って見たいと思います^ ^

旅を忘れないように備忘録的に書きます〜

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なぜ、イスラエルに行ったかというと、一緒に行った友達とどこに行こうか話している時、彼がカトリックの信者なので彼の提案に便乗した感じです。いわゆる、外務省の警戒レベルが0のところは一人で行けそうなのでレベル1のところ(軽犯罪に注意)は2人以上で行きたいな、と。イスラエルは1~3が点在してますが有名ところはレベル1です。行って見ないとわからないので実際に行ってみよう、ということでチケットを購入。

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使う飛行機は庶民の味方、アエロフロートです!
値段は、な、な、なんと!

78150円!!!

距離にしてはお安い!

 

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ということで、2月19日成田空港から出発!

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10時間のフライト、エコノミーに10時間は少しきつかったけどそれ以上にきつかったのは、

酔って寝ようとして普段は飲まない白ワインを(隣のロシア人が頼んでたので)頼んでみると、、、

気持ち悪くなりました、、、

もう、飛行機ではお酒飲みません。はい。

 

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地獄の10時間フライトが終わると、、、

モスクワ空港での7時間トランジットが待ってますーーーーーーーー

 

暇すぎるので、ターミナルを無駄に移動したり、端から端まで歩いたり、空港内スナップしたり、、、

 

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でもなかなか時間は過ぎません。

 

え、ネットすればいいじゃん!って思うじゃないですか。モスクワ空港は、電話番号でwifi認証をするシステムになっており、海外用フリーSIMではなくポケットwifiを借りて行ったので認証できず、、、ネット環境がなかったのです。

 

バーガーキングでバーガー食べたり。

 

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なんとか時間をやり過ごし、モスクワーテルアビブ便に乗車!

睡眠を!ということで機内食が出てから爆睡!(機内食の前にも寝てたけど隣の人が起こしてくれたような気がする)

 

イスラエル到着!!!!!!

 

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空港はすごく近代的でデザインチック。

先進国感がすごく前面に出てます。

 

出国は時間かかるのかと思いきや、何も聞かれずに入国カードをくれて無事入国。

最近は空路での入国だとスタンプは押されないようです。

イスラエルの入国スタンプ持ってると入れない国が多くなるので陸路で入られる方は注意ですね。

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ベングリオン空港で持ってきた米ドルをシュケルに両替。実際は円の取り扱いもあったので米ドルにしなくてよかったですね。

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空港から国鉄に乗ります!

日本のように空港に鉄道がきてるのは便利でいいですね。

 

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ホームも綺麗です。観葉植物とかあっていい感じ。

ここからテルアビブハハガナ駅へ。ここで乗り換えてベイルシェバ駅へ。ハハガナ駅からは乗り換えなしです。

ディーゼル車の二階建て。窓ガラスは綺麗ではないですが、いい汽車旅です。

ベイルシェバまでは2時間弱。距離は割とありましたが27シュケル(約810円)とリーズナブル。

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ベイルシェバは色々と問題のあるガザ地区まで直線40kmありません。ということもあり軍人が多く、撮影しにくい感じでした。駅前の商店街も金属探知機を通らないと行けないのでいちいちめんどくさい。着いたばかりなのでシュケルの感覚はないし、量り売りのシステムもよくわからなかったので朝ごはんのパンは高買いでした。

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最初の目的地はベイルシェバから南に数十キロ。運行バス会社もいくつかあり、ダイヤは多め。途中に軍の施設があるようで多くの兵士さんが乗ります。ミズペラモンという街へ。ここはネケブ砂漠の真ん中にある街で、「ラモンクレーター」という23区がすっぽり入るくらいの大地の窪地を見下ろす丘の上に位置してます。

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砂漠が初めてだったのでそれだけでテンションが上がります。広大な景色ゆえ、雲の切れ間からの光が大地に細切れに入ってくるのが印象的でした。

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荷物を背負ってクレーターの中をハイキング。ただ、歩いても歩いても進まないので途中で切り上げ、宿へ。宿は「Silent Arrow」さん。

 ここが、二人で一泊8000円くらいのまあまあするとこなのですが、砂漠のゲルみたいなもので、電気も冷暖房も何もない!!!

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寝るだけなのでいいのですが、ここは砂漠気候。昼は気温上がる反面、夜はすご〜く冷えます。。。夜の気温は一桁台でした。疲れていたので爆睡できましたが疲れてなかったら寒くてねれなかったかも。。。

 夕日と星を撮り、ご飯を買いに地元のスーパーへ。

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宿にキッチンはあったのですが、調理はめんどくさいのですぐに食べられるものを、、、とすると、、、パンしかない。

仕方ないのでパンを食べます。

 

翌朝、日の出前から動き出し、クレーターで日の出を。

壮大な風景でした。 

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朝ごはんも前日買っておいたパン。。。(パンに飽き始めます)

 

バスでネケブ砂漠を抜けます。

途中、普通の道をバスなのに、100km近くのスピードで走るので迫力満点?でした。

途中からは兵士さんが大量に乗り込んできました。

銃を持って乗り込んでくるので怖いといえば怖いです。

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1時間半ほどでベイルシェバのバスターミナルへ。そうそう、イスラエルはITが進んでいるので列車やバスにwifiがあり、モバイルルーターの容量を節約しながらグーグルマップを開けたりするのでありがたいです。

 

また列車に乗ります。このまま目的地のエルサレムに行くと早すぎるので、地中海沿いの北部にあるハイファという港町に行ってみることに。

特に行くところはなかったので、有名な教会へ。

 

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駅から歩いたのですが、結構な急坂で辛かった。

でも、景色は良かったので良しとしましょう。

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帰りは駅までバスに乗り、ハイファ駅からテルアビブハハガナ駅へ。

ハハガナ駅からはエルサレムまでバス。エゲットバスに乗りました。

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テルアビブのバスターミナルですが、これがバブルで作ったけど廃墟になった商業施設みたいな感じで不気味でしたが、ちゃんとバスは来ました^ ^

ここに入るのにも手荷物検査があった(駅にも荷物検査あるのでめんどくさいです)のでテロを警戒しているようです。エルサレムの郊外にもイスラエル国鉄の駅はあるのですが、宿を取っていた旧市街の近くまで行くのにまたバスに乗らなくてはいけないのでバスで新市街まで行って、路面電車で宿まで行くことにしました。

 

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エルサレムに着き、路面電車に乗ります。ここ、駅の券売機のような機械(英語対応)で券を買うのですが、間違えて買わないで乗るとチケット係の人に無賃乗車ということで多額のお金を請求されるようです。使う人はお気をつけて。

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この日の宿は「PalmHostel」さん。機内→モスクワ空港→暖房のない宿、と限界な行程だったので、とてもシンプルでしたがベッドと冷暖房がありがたく、この日はゆっくり就寝。 

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翌朝、9時頃から旧市街を歩きます。

エルサレムの旧市街は地区ごとに人種が異なり(イスラム人地区には現在は入れない)街の汚さや雰囲気が違います。嘆きの壁ユダヤ人地区の学校、キリストが最後の晩餐をしたとされる部屋など歩けば歩くほどに面白いものが出て来ます。旧市街の城壁も立派なもので見応えもあり。観光地だけど、生活の場でもあり、祈りの場でもある、とても不思議な空間でした。

 

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さてさて、この日は金曜日。金曜の夜から土曜の夜までシャバットと呼ばれ安息日です。事前の情報ではほとんどの商店が閉まる為、食材や水を買っておくべきであると書いてありました。その為、お昼頃に買い出しをしたりしました。

ここで、パンを買い込んでおきます。ライ麦パンみたいなやつ。

これが飽きるんです。。。

ジャムも買いましたが、飽きて、、、

 

食生活がパンばかりで辛かった。。。

 

ということで、昼ごはんくらいはお店で食べようとしますが、どこも高い、、、

レストランで食べると2000円はかかります。

それは高い。。。

ということで、「NewDil」というSUBWAYのようなサンドウィッチのファストフードへ。具材からソースまで色々選べて、とても美味しかったのですが、サンドウィッチ+オニオンリング+飲み物で40シュケル(約1300円)とお高い、、、

またパン生活が続きそうです。(サンドイッチもパンだけどw)

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食材を買い込んだ後は、ヴィアドロローサを見に行きます。ドロローサとはキリストが死刑執行された当日、宣告を受けた教会から磔にされた場所まで十字架を背負って歩いたとされ、その道を毎週金曜日の15:00からフランシスコ会の修道士たちが同じように十字架を背負って行くことのことを言います。途中にいくつもの祈りのスポットがあり、各所で祈りを捧げながら磔にされた場所、つまり聖墳墓教会までみんなで歩くわけです。これに同行して見ました。ドロローサも参加者は観光客(欧州と韓国)が多いのですがずーと続いているとなると感慨深いです。道中は狭い路地を通ったりするので長く道が変わってないことを感じました。

僕らが同行した時は、日本人の観光客がもう一組同行していたので日本人もいないわけではないようです。

 

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ドロローサが到着した聖墳墓教会はそれ以外の観光・巡礼客もいるので超混雑。

ただ見に来ているというより、「巡礼」ではなくてもキリスト教徒の人が観光に訪れる際も各々が祈りを捧げるので日本でお寺や神社を「参拝」するのとは異なる熱気が立ちこめます。信者ではなくても教会の作りや歴史は感じられ、行く価値は十分ありました。

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ドロローサを見たらこの日のメインは終了。

日が暮れるとシャバットになり、路面電車も動かなくなるので宿で休むしかありません。

 

翌朝、日の出前にオリーブ山に登るので早めに寝ます。

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翌朝、暗いうちからオリーブ山へ。

治安は悪くないので暗くても歩けます。

 

2kmほどだったでしょうか。暗くて寒いオリーブ山に到着。

ブルーモーメントの時間で旧市街を撮ります。

定番ですが、旧市街から朝の祈りの声がこだまします。

街全体が人々の祈りで包まれているような光景でした。写真で伝わらないのが残念ですが日本では味わえない体験でした。

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シャバットなのでお店空いてないと思いきや、帰り道結構お店やってた。チーズを買ってパンのお供にするも、パンに何かをつけて食う、生活に限界がw

 

この日はお土産と回りきれなかった旧市街と城壁の上を歩いたり、グアテマラの園や昇天教会などのスポットへ。

夕日は再びオリーブ山に行き、その後、城壁のところにいたお兄ちゃんたちにつかまり(写真をせがまれた)その後、路面電車をパシャパシャ。

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耐えきれなくなったので帰りにPIZZAを買って宿で食べました。高かったので具なしのピザにしましたが、

調理されたものはとても美味しかったです。はい。(当たり前) 

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次の日は、パレスチナ自治区に行きます。

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目の前のアラブバス乗り場からベツレヘム行きのバスを探しますが、乗り場がわかりにくく、運転手さんに確認しながらバスを探します。

時刻表もないので不安でしたが、待ち始めて10分くらいでバスが来て無事に乗り込み1時間ほどでベツレヘムに到着。

 

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ここで、バスに降りたら、おじちゃんたちが集って来ます。最初は、一応、国境を超えたので何か検査的なものかと思ったのですが、すぐにタクシーの客引きだと判明。

ホテル名を聞かれたのでそれに答えてしまっていたのですが、幸い、Booking.comで予約した名もなき小さな宿であったのでタクシーの客引きもどこなのかわからず、「No Taxi」と連呼にしてやり過ごしました。

しかし、このホテルが事件を起こすことに。。。

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ホテルの名は「Aman Hostel」ベツレヘムの人たちはいい人が多く、たまたますれ違った人が「どこに行くの?」と道を教えてくれようとするも、ホテル名を言っても「わからない」と言い、地図を見せると方向を教えてくれるのみ。だんだん、不安になって来ます。とうとう地図とGPSでホテルがあるとされる場所に着くも、看板も入り口も見当たらない。見えるのはアパートのような建物のみ。このどこかにホテルがあるのだろうが、それが見当たらなくて焦る。

「これは宿が存在しないのではないか」

「宿を取りなおさなくてはいけないのか」

ベツレヘムは日帰りにしてエルサレムに戻った方がいいかも」

というようなことがあたま浮かびます。

でも、地図を信じてそれっぽい「ドア」をノックしてみることに。

恐る恐るドアをノックします。

反応がない。。。

ドアノブに手をかけると、あら、鍵がかかっていません。

部屋にへ行ってみるも、人はおらず、「エクスキューズミー」を連呼するとおばちゃんが一人でて来ました。一瞬ホッとしましたが、どうも様子が変です。「シー」とジェスチャーをしています。

「ここはAman Hostel であっているか」と行くと

「違う」

ええええええええ。

民家に入っちゃった、、、

すぐに謝り、部屋を出ると、おばちゃんが「ホテルはあっち」と指差すじゃないですか。

再び謝り、その方向に行っても状況は変わらず。みつけられません。ただ、もう一つ、簡素な扉がありました。ここは鍵が閉まってました。

朝早かったので、昼過ぎにもう一度来てみるしかない。

ということで宿が見当たらないまま、重い荷物を背負って、郊外の街「バッティール」へ。

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聖家族教会前のセルヴィス乗り場からバッティール行きのセルヴィスに乗り込みます。

セルヴィスは満員にならないと発車しないので人が来るのを待ちますが案外すぐに満員に。

途中で降りる地元民ばかりなのでバッティールまで行く人は自分たち以外いませんでした。

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バッティールはユネスコ世界遺産に登録された段々畑の広がる谷間。ただ、世界遺産で観光客を呼び込もうとしている趣旨ではないのです。実は、第4次中東戦争時、この段々畑の谷間に沿うように走るイスラエル国鉄の線路上をイスラエルパレスティナ軍事境界線と定めたことで「塀」を線路ぎわに立てる計画が進んでいたそうです。しかし、段々畑が広がる美しい景観が物語るようにこの土地ではイスラエルパレスティナ関係なく地元の人々が長く自分の畑で鍬を振ってきたのです。「塀」のせいで塀の向こう側の自分の土地にいけなくなるのは困る。そこで世界遺産登録することで「環境保全地区」と国際的に位置付けることで「塀」の建設を阻止したという経緯があります。

実際、パレスティナ側で写真を撮っていると、おじちゃんが鍬を持ってやって来て、線路をまたいで反対側の畑で作業し始めました。

おお、まさに「国境」を超えて日常があるのだ、と驚きました。

イスラエル側ではおそらく軍関係者とみられる車が止まっており、不法にイスラエルに入国するものがいないかチェックしているようです。まちがえておじちゃんについて行っていたら大変なことになってたかもしれません。

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ここバッティールはそんな国境地域とは思えないほど、のんびりとしていて、日本みたいな穏やかな雰囲気が漂ってました。

とても好きでした。

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バッティールからセルヴィスでベツレヘムに戻り、問題のホテルに向かいます。

ドキドキしながら行くと、、、

 

あ、さっきの扉が開いてる!

 

中に入り、人を探します。

おじちゃんを発見したので恐る恐る確認してみると、、、

あってた!!!

 

一安心。

 

でも、このおじちゃん、「日本人、私たちファミリー」みたいなどの国の人にも同じこと言ってるだろっていうw変アオジちゃんだったので話すのがめんどくさかったですw

いいおじちゃんなのですが、めんどくさいw

 

午後は生誕教会やバンクシーの絵を見たり。ベツレヘム散策。

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f:id:camerakuma:20190609234028j:plain夜はあまり出歩きたくない街の汚さだったので,AFC(アラブチキン)で鶏肉を食べて宿へ。パレスチナ自治区は物価が安いので助かった。

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翌朝、日の出を見に近くの見晴らしのいいところへ。

なぜだが見たことないくらい霞んだ太陽がぼあぁっと昇ってきてびっくりしました。

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その後は前日混んでいて全部見れなかった生誕教会や聖母マリアの洞窟であるミルク・グロットを見て、ベツレヘムのバスセンターへ。

なぜかというと、一部情報ではベツレヘムジェリコのセルヴィスがある書いてあったものの、地球の歩き方には書いてなく、本当にあるのかを調べに行きました。

そしたら、本当にありました。

直通でジェリコに行けます!

 

ということで荷物をまとめてめんどくさいおじちゃんに別れを告げ、バスセンターへ。こちらはなかなか利用客もおらず、少し高く払ってくれるならすぐに発車すると言われた、大した金額ではなかったのでその条件を飲み、出発。

車から見えた光景は面白く、こんなところに?というとこに人が住んでたり、砂漠の大地が広がっていたり、運転が荒かったり、ジェットコースターのような楽しいセルヴィスでした。

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ジェリコに着き、誘惑の山へ。ここはイエスが40日間断食をして悪魔の誘惑を受けた場所とされています。

ここに行くのに、ケーブルカーをつかいますがケーブルカーの駅までタクシー以外での移動方法がありません。なのでタクシーで行ったのですが、また事件が。

駅に着くとドライバーが「荷物は置いて行け、また迎えに来る。何時に無明けに来ればいい?」と聞きます。

普段ならここで荷物を持って行くところですが、駅にタクシー乗り場がないこと、電話が使えないことからこのおじちゃんを信用するというとてもリスキーなことをしてしまいました。

「2時間後にきて」

と伝えて別れを告げロープウェイへ。

怖いですね。

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でもおりてしまったので誘惑の山を楽しみ、再びロープウェイで駅へ。

ドキドキの瞬間。

もし、いなければどうしようもありません。

さて、結果は、、、

いた〜〜〜〜〜〜〜〜!

嬉しくてすぐに乗り、ジェリコの中心部へ、とお願いしました。

しかし、「どこ行くの」と連続して聞いてきたので、エルサレムに帰る、と伝えると「エルサレムに一番近いバス停があるからそこまで案内する」と言い、ガソリンスタンドで給油し、120km/hで飛ばし始めたので不安になりながらもマップ上ではエルサレムに近づいてはいるので信じながら乗ることに。

マジでよくわからない町の道路で下ろされ、ここでバスに乗れ、というじゃないですか。マジでわからないのでどれ?と聞くと「きた」といい、「これに乗れ」といいバスを止めて来れました。とのことでなんとかエルサレム行きのバスに乗れたのでことなきを得ましたが、この運ちゃん、連れ回してお金を取る為に荷物を人質にしているようで、全部で100シュケル(約3000円)取られました。まあ、全てが無事なのでよかったよかった。

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 エルサレムについてもまだハプニング続き。

宿に行くも、宿であると地図上では表示されるのにそこに宿はない。

そこの建物に入って「ホテルはどこ」と聞くと、「ホテルはない」という。

え、2日連続ですか、、、

でも、ここの建物に住んでいるお兄ちゃんがホテルの連絡先を見せたら電話して来れて、ホテルの人を呼んで来れました。

優しい!

ありがたい。。。

 

で、10分くらいするとホテルの人が。

どうも移転したらしく昔の住所であったとのこと。(さっさと変えてくれ)

しかし、彼がいうには「昨日メールした」と行っており、よーく見てみると、移転先を知らせるメールがありました。

これは自分のチェックミスでした。

 

無事、チェックインできたと思ったら、今度は「チェックイン予定時間より早いのでまだ準備がでいてない」というじゃないですか。

「先に飯でも食ってきて、あとで部屋に来い」というので新市街を散策・食事。食事は高いので数日前に食べたサンドウィッチ屋さんで。ここ美味しいんだけど、やっぱりここでも高い。。。

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それで宿に帰り、部屋に行ってみると、どうも中から人の声が。

ノックするとカップルが出てきて、オーナーを呼んでくれると「上の部屋に来い」というじゃないですか。

ダブルブッキングかよ!

「いい部屋にしたからいいレビュー書いて」と言われたけど、単なるミスでしょw

まあ、イスラエル最後の夜なのでなんでもいいです。

あとは翌朝起きて、バスに乗って、テルアビブに行って、空港に行って帰るだけ。

時間は空港3時間前に到着しておくことに。イスラエルは出国審査が厳しいというので。

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無事3時間前に空港に到着。

そこから、出国まで、長かった。。。

まず、チェックインで係員にパスポートのスタンプ欄を見られて、なぜ、誰と行ったのか、を詳しく聞かれ、チェックインカウンターで荷物預けようとしたら、君たちのはあっちで検査するから自分で持ってけ、と言われ、カウンターよりも厳重なところに荷物をドロップし、そこから長い保安検査の列。荷物の全てに金属探知機を当て、素足にさせられ、係員が厳重にチェック。

その後、出国カードを受け取る機械でなぜか僕の顔認証が行われず、有人の窓口に並び、やっとの事で出国できたのが搭乗時間の15分前。そこから、両替してくれなかったシュケルを飲み物とお菓子で消費し、無事、飛行機に乗り込むことに成功。

ホッと一息。

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 モスクワでの乗り換えも帰りは1時間半だったのでスムーズに乗り換え。

10時間のフライトでやっとこさ成田空港に到着!

最後にイスラエルで預けた荷物がちゃんと届いているか心配であったのですが、ちゃんとコンベアに載って流れてきたのでめでたしめでたしでした。

 

色々と報道では危ないイメージのイスラエル。でも、実情は毎日何万もの観光客は来ているし、優しい人もいるし、文化圏が違う上に混沌とした文化干渉が見られる地域なので旅するのにはとても最適でした。

では〜