独断と偏見による温泉ランキング2021-2022
撮影がうまくいかなくても、日々の仕事で疲れてしまっても、温かく包んでリラックスさせてくれるのが温泉。温泉がないとQOLがガクッと下がるくらい大事な存在。
特に、北海道は温泉の種類が豊富とも言われております。
以前、おすすめを5つ紹介
しましたが、もっとたくさんいい湯に入ってきたので2021年以降に入った温泉で勝手にランキング付け!!!
「いいよね!」と共感してもらえたり、「行ってみたい!」と思ってもらえたらという願いを込めて、、、11位から!
11位
祝梅温泉(北海道・千歳市)
350円
訪問:2022年3月
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
一見温泉施設には見えない、民家のような建物。しかし、お湯は入る者を驚かせます。
そのお湯は「北海道遺産」にもなっているモール泉。ここのモール泉はひと味違うのです。濃い茶色でぬるぬるしていて、重たい感じがたまりません!関東にいた頃はモール泉といえば甲府のイメージでした(山口温泉を筆頭に)が北海道のモール泉は関東よりも重さを感じます。その中でも1番がここ、祝梅温泉というわけです。
内湯しかないわけですが、湯気の立ちこもった内湯に冬の低い光が差し込むと非常にいい雰囲気。昔ながらの銭湯の雰囲気かと思いきや、脱衣所には女将さんの趣味なのか若者が聞くPOPな音楽が流れているアンバランスさもランキング入りした所以です。
10位
二股らじうむ温泉(北海道・長万部町)
1100円
訪問:2022年5月
泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物泉
はいはい、「北海道スタンダード」の塩化物泉じゃん(勝手に命名)、と勝手に括られては困ります。その名にあるように「らじうむ」つまり放射性物質が多く含まれているという珍しいお湯なんです。ラジウムといえば、これまた山梨の増富温泉が有名ですが、入った感触はこちらの方が良い気がします。(ほら、放射性物質で感じることできないから)茶色みのがかった湯の花が湯葉のようなマクを作るほどの濃厚な泉質。なんと言ってもそのお湯が長い年月をかけて作り出した「石灰ドーム」を眺めながら混浴の露天風呂に浸かれる訳です。これは最高。
「プール」なるものもあり(こちらは水着可)、「プールにわざわざ行かないよ」という大人もビート板でバタ足できます!(うん、たのしかった笑)
湯治メインのお宿ですので「治ったよ」体験談がたくさん。あと、なぜか「京都議定書」を大切にしているそうで「京都議定所」決められたとおりCO2排出制限のためアイドリングを禁止しています。ええ、それはいいんですけど、「京都議定所」ってどこですかっっっw
9位
600円
訪問:2022年6月
泉質:含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉
ここは、色が全てを表しています。「緑の湯」なんです!硫化水素臭がしっかりする緑のおいしい(諸説有り、硫黄泉としては飲みやすかった)お湯です。エメラルドグリーンのお湯に浸かっていると入浴剤かと思うほど。湯の花はお湯の中をウヨウヨしているし、浴槽の端にはその湯の花が沈殿。そんな地球の神秘を感じる事ができるのが魅力です。
東北のお湯らしく、熱め設定。旅館の蛇口からは全て駒ヶ岳のわき水(9度)が出ており、お湯上がりの体に染み渡ります。
8位
湯ノ岱温泉(北海道・上ノ国町)
400円
訪問:2022年5月
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性中性温泉)
道内随一の「炭酸泉」(自分調べ)。なぜか温度が40度ほどあっても泡付きが結構いい。鉄の成分が多く、浴槽は温泉成分による造形美が楽しめる。炭酸泉、個人的に好きなのでほかに特徴がなくてもランキングに入ってきます(笑)
7位
500円(入山料)
訪問:2022年6月
泉質:硫化水素含有酸性緑ばん泉
なんとお寺の境内に温泉があるんです!!!しかも、元々は参拝する前に体をお清めする意味もあったのだとか。木造の小屋で床も木なわけで建物も最高。それだけでもう、価値が高いお湯ですね。泉質も強い硫黄泉で白濁しているので文句なし。恐山が火山につくられた恩恵をダイレクトに感じることのできる温泉です。硫化水素対策で窓を開けるように書いてあるのもいいですね。硫黄が強いので顔を洗わないように、と書いてあるんですけど、そこまでじゃなかった気が(笑)
恐山温泉は4つあり、3つ(男湯1,女湯2)は境内のわかりやすいところなのですが一つ(混浴)は少し離れているので頑張って探してみてください。
6位
1000円
訪問:2021年1月、2022年2月
泉質: 含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉(硫化水素型)
ここのお湯は2つの楽しみ方が!
一つは、新鮮なお湯は透明で炭酸泉なのです!硫化水素の香りを楽しみながら炭酸を楽しめます。
もう一つは、、、空気に触れると白濁するので乳白色のお湯に!そのお湯を大露天風呂(混浴)で楽しめるのです!この大露天風呂を雪見風呂で入るのがなんともいい雰囲気で至福な時間なのです。冬がおすすめです。ぜひ。
5位
700円
訪問:2021年12月
泉質:含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉
日本最古の湯!熊野古道の一部として「世界遺産」に登録されている唯一の温泉!河原に沸いたお湯を2-3人しか入れない岩湯の形で入浴できます。湯船も斜めになっており「昔から沸いていたんだなぁ」と思いをはせることができます。小さいお湯なので30分の入れ替え制。いわば貸し切り風呂なので誰にも邪魔されずにお湯を堪能できます。お湯自体はスタンダードな硫黄泉といいましょうか。近くには熊野大社もあるため歴史好きにはたまらないと思います。歴史のない島、北海道から来た人間としてはもう、メロメロですね💦
4位
600円
訪問:2021年3月、2021年10月、2022年4月
泉質:単純温泉(低張性弱酸性低温泉)・単純硫黄温泉「硫化水素型」(低張性弱酸性温泉)
ここのお湯は個性的な泉質ではないもののとてもお気に入りな温泉の一つ。近くに有名な酸ヶ湯温泉がありますが、個人的には秘境感があって人も少ないこちらのほうがおすすめなのです。
2つの源泉があり、一つは白濁した硫黄泉、もう一つがこの温泉の目玉である透明なお湯です。足元沸出なのです!ぬるめの透明な湯と適温の白濁した湯に交互に入るのが楽しみ方。木造の湯舟と建物で非常に雰囲気抜群。泉質や言葉では伝えきれない良さがあるのでぜひ。
ランチには目の前の池で飼われているイワナのお造りも頂けちゃうのでおなかをすかせて行きましょう!
トップ3はもう、入るだけで疲れちゃう極上の湯たちです!
3位
1500円
訪問:2021年3月
泉質:酸性明緑礬泉、硫黄泉
はい、温泉県大分県の登場です。別府と言ったら知らない人はいないほどの温泉地ですが、その中でもこのお湯はすさまじい!なんと、「紺屋地獄」という地獄が温泉になっているのです!いろいろと湯船はありますが何と言っても数段の階段を下りて向かう「泥湯」が素晴らしい。もう、硫黄成分が強すぎて目が染みてくるほどです。床に溜まった泥で泥パックが楽しめる珍しいお湯で、泥湯の中でも日本一だと思います。
大きな混浴の露天風呂(泥湯)もありスケール感も泉質もすべてが満足のいく最高の明礬泉です。すばらしい。これは入らないと損です。あ、近くには「塚原温泉」という日本で二番目の酸性の温泉があるのでぜひ一緒に。で、日本一の酸性泉といえば・・・
2位
800円
訪問:2021年10月
泉質:酸性-含二酸化炭素・鉄塩化物温泉
そうです、日本で一番酸性のお湯はここ、玉川温泉です!なんと、玉川温泉のお湯が川に流れ込むことで田沢湖が酸性になってしまいお魚さんが死滅してしまった過去が。それくらい酸性が強いのです。Phでいうと、、、Ph1.17!!!いやー。すごいです、入ってみると本当に皮膚がピリピリ。ひっかいた跡などがあればめちゃしみます。湯船はそんな強酸性の湯が刺激的すぎるので50%に中和したものもあり、長くつかることが出ができます。もちろん100%の湯舟もあるので無理せずにお湯を楽しみましょう。
また、玉川温泉といえば、散策路がありそこではゴザをひいて天然の地熱で岩盤浴ができちゃうんです。もくもく湧き上がる蒸気と硫化水素の香りの中で岩盤浴なんて贅沢ですね!飲泉もできまして、本当にお酢を飲むよりもやばいのでちゃんと水で薄めて飲みましょう。過去一でまずい(ほめている)温泉です!最高!
ちなみに、少し南に「新玉川温泉」というおしゃれな温泉ホテルもありまして、カップルでくるならこちらのほうがおすすめ。館内きれいだし、お湯はほぼ同じ、浴室のつくりもほぼ同じ上に露天風呂まであります。
1位
豊富温泉
510円
訪問:2021年7月
泉質:含よう素-ナトリウム-塩化物温泉(高張性弱アルカリ性温泉)・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(高張性弱アルカリ性低温泉)
栄光の一位は(北海道をよいしょして)豊富温泉!ここはなんと言っても湯船に油が浮いている温泉なのです!油ですよ、油。ほんとに油臭がするんです。なんか汚そう、と思われる方もいるかもしれませんが、アトピー性皮膚炎の治療に使われるくらい体に良く効く温泉なのです。しかも、油臭のするお湯に浸かるわけで、これがまた「疲れる」のです(ほめてます)。油の温泉と言えば、新津温泉や氷見温泉が有名ですが、残念ながらどちらも行ったことがないので比較はできてないです、、、
温泉街もたいしたことなければ、湯治場として歴史を感じるわけでもなく、秘境の温泉でもないわけですが、茶色に濁った油臭のお湯を味わいに稚内の手前、豊富温泉まで来る価値があります。
食堂の鹿肉ジンギスカンもおすすめ!
ということでおすすめの温泉11選でした。
他にも2021年以降に入った温泉でおすすめを列挙(順不同)
・和琴温泉(屈斜路湖畔、無料)
・酸ヶ湯温泉(THE王道)
・鳴子温泉・高友旅館(黒湯、雰囲気もgood)
・乳頭温泉・鶴の湯(泊まってみたい)
・不老不死温泉(確かに、海!)
・松之山温泉(中越、温泉水でつくったミストが大好評らしい優しい湯)
・和倉温泉(とにかくしょっぱい)
・白鳥温泉(えびの高原、蒸し湯が良い)
などなど
今年もたくさんいい湯にはいるぞ!