ふぉとde日記

思いついたことを撮ってきた写真とともに綴ります。できれば毎日シャッターを切りたいところですがマイペースにやっていきます。風景写真を中心に鉄道・風景・スナップ・Jリーグなど。たまに時事的な話題も。

新しいものとの出会い ~オーストラリア・ケアンズ~

久しぶりの更新になります。

新たにHP

https://www.yutohoshinophoto.com/

を立ち上げ、そちらで日々の発信をしております。

こちらでは長尺ものをたまーにあげていこうか、というところです。

といっても長尺ものはあまりないので頻度はめちゃ低いです^_^;

 

今回は、コロナ後でようやく行けた海外の旅行記です。
オーストラリアはケアンズ周辺に4日間のショートトリップ。

お米が恋しくなる前に帰国する長さですね笑

 

あくまで備忘録としての旅行記なので写真の質は1ミリも担保しません笑

スマホ写真も多いです。

もし、オーストラリア・ケアンズ近辺に旅行予定の方がいたら参考にはなるかと思います。

帰りの飛行機の時間で書いた散文です。文章の質も1ミリも保証できません!

それでも良ければお読みください^^
※以下の情報は2023年8月、Queensland・Cairns周辺のものです。オーストラリア全土の物ではありせん。

チラゴーで見た天の川

Day0-1

北見市内の自宅を午前6時に出発。前日、突発の仕事があり帰社したのが午後9時。そこから夏休み前に片づける諸々の雑務を終え日を超えてから帰宅、荷造り、仮眠。

この時点で体力的に厳しい^_^;

5時間半走って新千歳へ。そこから成田を経由してケアンズ空港に着いたのが翌朝5時30分。乗った飛行機はジェットスターのJQ26便。ボーイング787、成田-千歳便はエアバス320とかなのででかいLCCは久しぶりでちょっとうれしい。当便はケアンズ空港での着陸時の制限?で1時間半遅れて出発、到着したのでした。

 

 久しぶりの海外で、うっかり入国スタンプをもらい忘れ、入国審査でなぜが僕だけ鞄の中身を全部出させられた(お前はカメラ何個持ってんだ?といわれ最後はモバイルバッテリーを入れてあったケースを見てカメラだと思われる始末^_^;)等々あって無事入国。日の出後で涼しい風と朝の光が空港を包んでいました。

 

 今回はレンタカーを借ります。今回は空港にカウンターはないものの3㌔ほど離れた場所に店を構え送迎もしてくれる「East coast car rentals」を予約。予約メールのリンクで送迎の配車をするシステム。当日の開店時間(7時)からリンクが有効になります。15分ほどして送迎車が到着。リンク先では配車の車とドライバーの顔写真も表示されて至れり尽くせり。

どんな車か分かりやすくて迷わない

 お店でも借りるのは簡単。ネットで予約した内容を繰り返し説明されるだけなので予約時に保証などのプランを時間をかけて読んでおけば現地で聞き取れなくても問題なしでした。今回のお供はKIA motorsのRio(初耳!)。1番安いクラスの車種指定なしだったのですが、いい車あたった気がします。排気量もそこそこあって高速運転もストレスなかったです。NOTEとかVitzより好きでした。値段は丸3日で375AUD。高めですが仕方ないですね。


 オーストラリアは左側通行、右ハンドルで日本と同じです。都市間を結ぶ道路は基本100㎞/h~80㎞/h規制、線形によりカーブ部分が60・40㎞/hになったり、町に近づくと60㎞/h~40㎞/hなどに。町を抜けるとまた100㎞/h~80㎞/hに戻る感じ。十字路は町の中心部ではない限り、基本環状交差点(日本だとあまり見ないアレ。個人的初環状交差点は富士山麓白糸の滝近くのあそこ笑)で信号もなくすいすいです。

 ただ、一つ大きく違うのが踏み切りです。ケアンズ都市部を除いて遮断機がないのです!列車が通るときには踏切にある赤信号(日本で言う警報器?)が灯る仕組みです。「STOP ON RED SHIGNAL」とのことで日本みたいに一時停止の義務もないそうで皆さんビュンビュン通過していきます。とはいえ、日本人としては無意識に止まってしまうもの、、、踏切内で追い越しされたこともありました。オーストラリアでは逆に危ないので止まらずに通過しましょう。


 さて、どこにいこうか。成田での乗り換えで調べたくらいの下調べしかしてないゆるーい旅。

ケアンズの北に行くと世界最古の熱帯雨林(デインツリー国立公園)と世界一の珊瑚礁グレートバリアリーフ)があるらしい。海に入る気はなかったのでとりあえず熱帯雨林のほうへいってみよ。

っと、まだ携帯を開通してなかったのです。なんと、ケアンズ国際空港の到着ロビーにはSIMカードを売っているお店がないのです。途中のSmithfield(スミスフィールド)のショッピングセンターへ。Kmartというなんでも売ってるディスカウントストアでSIMを発見。しかも半額!ラッキー!5GBで10AUDと悩みましたが半額につられて30GBを購入(結局5GBで足りましたが^_^;余裕があることは大事なので)。
キャリアはOptus。2日に行った内陸部のチラゴーでは電波通じなかった(もしかしたら再起動していたらつながっていたかも、周りの人たちピコピコ鳴ってので、、、)ですが、デインツリー、アサートン、ミラミラなど周辺の都市ではしっかり4Gが使えたので不便は感じませんでした。
帰国時に気がついたのですが、プリペイドSIMなのに期限後も同じ内容を契約するサブスクになっていました。解約しても期限までは使えるとのことなので忘れそうな方は開通時にSubscription canceled しておきましょう。

 スミスフィールドから1時間ほど、昼前に世界遺産地区のMossman Gorge(モスマン渓谷)に到着。日本人を含むアジア系の方は見当たらず。「どうやって渓谷に行くのか」と聞くと「シャトルバスで行く。往復14AUDだ」といわれたので、チケットを買って渓谷へ。

 川遊びで有名なのか多くの方が川に入って遊んでいました。オーストラリアを含め、欧米系の人たちはアウトドア好きなんですね。今回、アウトドアスポットを巡ったわけですが(自分がプラン組むと国を問わずそうなります笑)日本に比べて多くの人がアウトドアを楽しんでいるのが印象的でした。なんか、いいなって思っちゃった。

 川遊びスポットから1時間ほどで回れる周回散策路があったので行ってみることに。熱帯雨林ですが、そこまで覆い茂っているわけではなかったです。植生的には沖縄のやんばるの森って感じでした。あ、なんとなくの印象ですよ。

 

 その後はDaintre(デインツリー)へ行ってみることに。世界遺産エリアに向かうにはデインツリー川を船で渡る必要があります。料金所で値段を聞いてみると「往復で47AUD、片道で27AUDだよ」「片道だとどこ行ける?」「でも、あなたの車じゃいけないね。4WDが必要だよ」と。

川幅100mちょっとの川を渡るだけで5000円近くとられるのはさすがに高い!鹿児島―桜島のフェリーを見習ってほしい笑。時間も午後だったのでUターン。ちょうど料金所の近くにあった「Daintree river crocodile&wildlife cruse SOLAR WHISPER」のカウンターへ。運良く30分後のツアーがあり、値段を聞いてみると30AUDとのこと。せっかく来たので参加です。

 ツアーはオーストラリア人10人ちょっとと僕1人。川岸に大小さまざまなワニを見れました!ぜんぜん動かないから迫力とかなかったですが野生のワニなんて初めて見ます。船頭さんがガイドしてくれるのですがネイティブイングリッシュについていけるほどの英語能力はなく、、、皆さんが笑っている時も苦笑いするしかなく^_^;英語できないとこんなに悔しいんですね、、、

他、カワセミみたいな野鳥も観察。あっという間の1時間でした。

 先述したとおり、限界な状態で旅に出ている(実は出発前日も突発の仕事で十分に寝れてなかった)のでMAREEBA(マリーバ)まで行こうとするもエネルギー切れ。途中の田舎町Mount Molloy(マウントモーリー)で夕焼けを見て、近くのホテルにあるレストランで夕飯。ワニ肉の春巻きとハンバーガーとジンジャーエールで34AUD。高い。でも仕方ない!
もちろん宿も決めてないわけです。この旅では南天の星を見ることも目的だったのでいつものように車中泊が都合いいわけです。ただし、車中泊は法律で禁止されており駐車場で寝ることはできません。唯一認められているのがキャンプ場。オートキャンプということにすればいいのです。マウントモーリーの少し北側に指定キャンプ地があり、既に多くのキャンピングカーやキャラバンがキャンプを楽しんでいたのでそちらで仮眠。

マウントモーリーの町並み

Day2

 この日の月の入りは23時頃。翌3時に起きて外を見てみると、、、一面の雲!!!ここにいても仕方ないので南に車を走らせます。すると、星が見え始めたので道路脇に車を止め空を見上げると、、、オリオン座が反転している!!!話には聞いていたわけですが実際に目の前のオリオン座が逆さなのを見ると驚きです。そして、南の方角に目を移してみると、、、あ、こ、これは!マゼラン星雲(大・小)!!!と大興奮の夜でした。なんか、見たことのない星を見ると自分の常識が間違えているのでは?と思うくらいですね。

  マリーバに移動。途中、霧の虹もしっかりと見られていい気分。メカニズムは日本と同じなので気がつけました。(散歩中のおじちゃんに何撮っているのか聞かれて「White bow」といったけど興味なさそうだった。もしかして伝わってなかった?それとも日常茶飯事?笑)休憩がてらコーヒースタンドでコーヒーを飲んだりスーパーで買い出ししたり。(朝と昼はスーパーのパンでしのいで夜はちゃんと食べるようにしました)



 マリーバから20分ほどのGranite Gorge(グラナイトゴージ)国立公園へ。ここでは餌付けされた野生?の「ロックワラビー」とふれあえます。もちろん餌もあげられます。めちゃかわいい。入場料(キャンプ場併設でキャンプする人はキャンプ代も含まれているそうでお得かも)16AUDとワラビーの餌代2AUDがかかります。人間が餌を持っていることを知っているワラビーくん。人によってきて足をクンクンしたり、人間がしゃがんで餌をあげているのでしゃがむだけでぴょんぴょん来ます。餌を手のひらに載せて差し出すと指に前足を載せてぺろぺろむしゃむしゃ。めちゃかわいい。そしてめちゃオーストラリアっぽい。ケアンズからも遠くないので観光におすすめです。日本の方もツアーで来てたりしてました。ワラビー以外にも岩が作る景色がダイナミックで良かったです。

 

 そこから、今回のメインChillagoe(チラゴー)へ。マリーバから140㌔ほど。そう遠くない。途中Dimbulah(デンブラ)という町を抜けると荒涼とした風景が続きます。でも舗装されているので問題なし。むしろ楽しいドライブでした。至る所でワラビーが轢かれていたのでがかわいそうでしたが、、、その後、Petford(ペットフォード)やAlmaden(アルマデン)などの町を過ぎてチラゴーに13時に到着。途中看板で「チラゴー国立公園の洞窟をレンジャーと行くツアーは9時、11時、13時半です」と書いてあったので13時半のやつに間に合うように寄り道せずに来たのでした。(いくらか知らなかったけど)

 

 チラゴーの国立公園チケットセンター(郵便局と併設)でどんな洞窟に行けるのか聞いてみます。といっても詳しく聞くほどの英語力はないのですが、、、レンジャーのガイドが必要な洞窟は3つ。9時のツアーがDonna Cave、11時のツアーがTrezkinn Cave、そして13時半のツアーがRoyal Arch Caveです。1つのツアーで大人1人31.25AUD。国立公園のツアーで3000円くらいなら適正価格でしょう。知床とかみてもそんな気がします。そして、ガイド無しで行けるのが3つの洞窟(Bauhinia Cave, Pompeii Cave, The Archiways)。そのほかにBalancing Rockなど景勝地もガイド無しで見学できます。

チケットセンター

 

 13時半のツアーに参加。チケットを買って現地集合です。現地に行くとこれもまた、多くのオーストラリアの方々が。家族連れも。自分を入れて18人くらいだったでしょうか。バッテリー式の懐中電灯を首から提げ、いざ出発です。ここでも、残念ながらガイドの内容を理解することはできず、、、無念。。。それでも、日本で入る洞窟よりも規模が大きく壮大でした。

 ツアーの後は自分で行けるスポットを探検。Balancing Rockは簡単アクセス。これも地球の風化を感じられる良いスポット。オーストアリアは広大な大地なのでまさしく「風化」って感じがしますね。南半球(約南緯17度)なのでもちろん今は冬。日中は25度を超える夏日でしたがどこか木々たちは寒々しく冬の装いをしていました。

Balancing Rock

 洞窟も探検。Bauhinia Caveに入ろうとするも入り口の急斜面で挫折。次のPompeii Caveはちゃんと中まで入れました。こじんまりとしてましたが、岩ひとつひとつが大きくゴツゴツしていていい場所でした。また、町には多くの鳥やワラビーがいて賑やかで楽しかったです。

Pompeii Cave

 

 さて、メインである星観察のためにこの日も車中泊をしたいところ。オーストラリアには町にキャンプ場や売店、レストランを備えた「Tourist center」なるものがあります。運転しているとあちこちで見かけました。チラゴーにもあり、キャンプを受け付けてくれたので無事寝床も確保。スーパーもなにもないのでラムチョップ(30AUD)を頂きました。

月夜なのに天の川がうっすら見えた(写真左上)ので期待が高まる


 この日は昨晩よりも星がきれいな場所だし、車がある最後の夜なので本気。月が沈む0時前に仮眠から目覚め、天の川を撮影。これは、すごい。。。過去一の天の川は沖縄県波照間島で見た天の川でしたがそれに匹敵するほどでした。天の川の見える部分が南半球のほうが大きいのでそれを加味したら過去一かもしれません。天の川の濃淡を肉眼で見える幸せです。(道東でも見えますがほんとにアーチなっていたのは初めてでした)天の川が沈んだ後にはマゼラン星雲もちゃんと見て満天の星空を楽しんだのでした。

逆さのオリオン(左下)とマゼラン星雲(右)

Day3

 夜興奮しすぎて遅めの8時起床。Atherton(アサートン)方面に帰ります。街中を歩くもあんまり面白くなかったのでスーパーでご飯を買ってMillaa Millaa(ミラアミラア)へ。途中、Malanda Fallls(マランダの滝)と周辺の森を散策。森にはTree Kangarooという木登りするカンガルーがいるらしい。探したけど会えず。。。

会えず、、、

 ミラアミラアでは3つの滝(写真上からMillaamillaa Falls, Zillie Falls, Ellinjaa Falls)を巡れる周回道路があり、ドライブしながら制覇。まっすぐな正当派なミラアミラアの滝、岩盤から一気に流れ落ちる豪快なの滝、岩肌を伝いながら流れる優雅なエリンジャの滝、と特徴の異なる滝が楽しめるのはうれしいです。ただ、ジリーの滝はちょっとアクセスが大変でした。登山道みたいな道だったのですが、そこを裸足で歩く強者もいてすげぇ、、、と。せめてサンダル履こうよ笑。ミラアミラアには他にも滝が多くあるそうです。

 

  YUNGABURRA(ユンガブラ)でCurtain figと呼ばれるまるでカーテンのように寄生した植物がホストの木から垂れ下がっている名所や野生のカモノハシをみられる観察台(Platypus Viewing Platform)でカモノハシがスーと泳ぐ?ところをみたり、探すといろんなポイントが出てきて楽しめました。

 最後はカモノハシ見てたおじちゃんから「いいカメラ持ってるねBrom Field Swampでホッカイドウ、クシロのツルの仲間を見ておいでよ」と言われたので行ってみたのでした。そしたら、2万年前まで活動していた火山のクレーターの上にできた湿地だそうで最後にいい風景に出会えました。その後の丘陵地帯の夕日も素晴らしかったです。

 ケアンズのナイトマーケットを散歩し、車を返して(営業時間終了後も車を所定の場所にとめて鍵をキーボックスに入れるという仕組みで返却できました。時間に追われずにすんだのでありがたかった!)ドミトリーの宿に身を寄せたのでした。

閉店後は鍵をボックスに入れて翌朝チェックのメールが来る仕組み

Day4

 近くのビーチを散歩して、タクシーで空港へ。なんか、10人乗りのでかいのが来てめちゃ高かったけど空港から近いのでダメージは最小限。JQ25便に乗って成田空港に降り立ったのでした。

 

 初めてのオーストラリア。初めての海外運転。初めて見る動物たち。沢山の初めてが待っていました。車を借りられたことで普段日本でやっている旅のスタイルをそのまますることができてすこし不思議な感じでした。一方で「海外旅行感」はすこし薄かったかもしれません。まあ、異文化というよりも異国の大地と遊んできたとでも言った方がいいでしょうか。気候も過ごしやすく、天気にも恵まれ充実した4日間でした。海はノータッチだったのでそのうち行ってみたいです。今度オーストラリアに行くときはSUV借りてアウトバックを走ってテント泊しながらもっと内陸に行ってみたいです。ただ、物価が高くてご飯がおいしい!って感じじゃないのが玉にきずですね(^_^;

帰りのフライトで見たグレートバリアリーフ

旅を終え、成田に降り立つ

 

 今度は、スナップをメインにした海外旅行っぽい旅をして、その次は念願のアイスランドかな、と思っております。

もし読んでくださった方がいたら御礼申し上げます。

(おわり)