ふぉとde日記

思いついたことを撮ってきた写真とともに綴ります。できれば毎日シャッターを切りたいところですがマイペースにやっていきます。風景写真を中心に鉄道・風景・スナップ・Jリーグなど。たまに時事的な話題も。

FUPCリコー撮影会in横浜!

お久しぶりです^ ^
週末はどこかに繰り出し、平日は授業に出てるため?旅行記が書けません笑
ということで、今日は軽めな記事、日本学生写真部連盟×リコーイメージング様のコラボ撮影会、「K-1markIIとFALimtedレンズで撮る横浜黄昏」について書いておきます。

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YOKOHAMA

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K-1とlimitedレンズがたくさん♫


 

きっかけはピクトリコショップ&ギャラリーで行なった2月のフォトマッチインカレ2018写真展に初回PMICに来てくださったリコーの営業さんが来てくださり、撮影会の提案をしてくださった事。

写真展の準備も僕中心で行ったこともあり、写真展をやる事でいろんな出会いがあるのだな、と改めて実感。そのご縁で、今回の撮影会も企画者のお手伝いをしました。

大学卒業までに個展はやりたいな。。。

 

さて、昨日の撮影会、講師には「街角スナップ」で有名な佐々木啓太先生をお迎えしての開催。

なんとも豪華!

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被写体探し中の佐々木先生



まずは、PENTAX K-1の「ファインダー」のお話とFALimitedレンズの「創り」のお話。

普段はC社とN社を使ってるので、それとは全く違う「人間的」な光学性能への追求は興味深く聞き入りました。

 

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FALimitedレンズはぬけがいいという

そのあとは写真の話。

先生が開口一番言われた言葉は、「写真を上手くなろうとしないでください」というもの。

型にはまらないで撮ってほしい、と最初から指南なさるのはさすが、スナップ界隈の方だな、という印象。少し古い本ですが、大西みつぐ先生の著書、「デジカメ時代のスナップショット写真術」(平凡社新書)においても「・・・しかし、仕事ではないのだから、はじめから答えが用意されていることを現場でなぞっているだけでは面白くないではないか。そこで(現場で)生まれてきたイメージにどんどん反応していくことも必要ではないだろうか。」(P24 7行~P25 3行)と指南しておられる。

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これにはとても納得がいく。決められたイメージをなぞることは写真の特性を生かしきれているのだろうか。今朝のニュースでも特集が組まれていた先日の星峠での事故は主にツイッターや写真雑誌の誌上などによって蓄積された星峠のイメージをなぞろうとする人が、同業者への必要以上の配慮で命を落としてしまった。写真を撮ることが自己表現ではなく、決められた観光コースを辿る観光の延長になっているようになっている。このことは観光資源の発掘、ということであるので推奨されてしかるべきなので、地元の人と一部の愛好家が集う星峠から万人が楽しむ観光地としての星峠へとハード・ソフトの両面で整備していかなければならない。星峠で作品が生まれないということではなく、「定番」以外の撮り方がいくらでもあるだろうし、どっちが偉いというわけでもないので定番組が邪魔なライトを消せと強要はできない。多くの人が目をつけない一角の田んぼに目をつけて夜に足を向ける場合、定番のための「暗黙のルール」を気にしなくてもいいはずだ。そもそも、そも「暗黙のルール」が安全でない場合は通用してはいけないのだが。

 

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講演中の佐々木先生

話が逸れてきたので元に戻すが、佐々木先生がもし一本だけ持っていくなら77mmを選択するという。(焦点距離が中途半端なのはペンタックスなのでご愛嬌w)先生曰く「周りの社会的情勢とか雰囲気とかも写すなら28ミリとかがいい(ペンタなら31mmですね笑)けど、自分が見つけたものをストレートに写すには77mmが自分にぴったりだ。」という。「ストレートに自分が見つめたものを自分らしく撮る」この姿勢をまさに先生も実践されているし、我々学生にも伝えようとしてくれたのだと思う。いろんな「イメージ」にとらわれず、自分の心の動きを撮る。このことは、中西先生から何度もアドバイスしてくださっていること(なかなか難しい。。。けど頑張る!)なので僕はいつも考えている(悩んでいる)ことですが、そうじゃない人が聞いたらものすごく刺激になるのではないでしょうか。それでいいのかって。そして、無意識にできてる人も自信がつくのではないでしょうか。そのような意味で、すごく有意義な講座であったと思います。

って思ってるのは主催者側の僕だけですかねwww

 

その他、単焦点画角クイズとか楽しめるものもあり、講座があっという間でした。(大学の講義もこんなに楽しければいいのに)

 

ということで、僕だけが他のみんなの倍以上相槌を打った?講義が終わり撮影へ!

 

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思いのままにカメラを向ける

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撮影しながら指導は効果テキメン!

少人数だったので佐々木先生と一緒に横浜の港町を歩きます。先生と同じ作品が撮れそうで撮れない背中の痒いところに手が届かない感じの写真家さんだな、と感じました。

スナップ撮る写真家さんと撮影時間を共にしたことはなかったのでその動きの軽快さには目を見張るものが。
スナップ写真を写真の授業で扱う理由がわかる気がしました。

 

で、天気がとても良かったので久しぶりに爆焼けの空を見れて、気持ちのいいものでした。

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久しぶりの爆焼け

撮影後は、講評会。

一人、3枚をセレクトしての講評です。

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佐々木先生からは「背中からの妄想」と「シンプルさ」の2点のアドバイスをいただきました。

割と、絵作りで主題のまわりものと関連させながら構図を作る癖があるので(これがうまくハマる時とはまらないときがある)そこのところを1ではうまく指摘してくださったと内省。

2では背中はスナップにおける肖像権の問題もあってのことのようですが、確かにありがたいアドバイスでした。何事もバランスですね。

3では自分の中でもこれ以上の捉え方がない(船の中に入った取材をしない限り)ものなので、まあ、完成されてるけど面白くはないかな、と思ったのですが、先生からは好評でした。確かにストーリーは紡げるように撮ったのでその部分が伝わったのでしょうか。

 

スナップという普段は本気で触れない部分を佐々木先生を通じて触りの部分に触れられたのはとても有意義でした。

持ちかけてくださったリコーさんには感謝です。

 

FUPCももっとイベントをしていかないといけません。

 

絶対に組み写真講座は実現したいです(願望)

 

では。

 

あ、機材のことどーでもいいので書いてなかったですが、借りたのは K-1markIIとFALimited31mmと77mmです!